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第158回国治研セミナー

国内セミナー終了

「全体構造法による失語症リハビリテーション」
~認知症適応への可能性~ 

お誘いのご挨拶

国治研セミナー「全体構造法による失語症リハビリテーション」も今回で5回目となります。多くの関係者に関心を持っていただけることは、真に科学的な言語治療で貢献したいと願う仲間が多いことであり、とても心強く感じています。
 現在は個々人の洞察力や技量より,マニュアルにそった検査や施行のみが良しとされる傾向です。そのマニュアルの結果がまったく対象者の改善に寄与できなくても、疑問も持たず粛々とやっていくことが推奨されています。けれども、人間の脳症状の改善を、「単純な刺激—反応」や「ドリル反復」などにお任せすることこそ、心ある臨床家は何かおかしいと気づいているのではないでしょうか。
 全体構造法は、人間が(再)獲得する言語とは何か、言語の何を獲得すれば良いのか、どのように獲得すべきかに対し、「聞き・話す」その人の自己(受容)感覚を基軸に考えていく道筋で答えを出してきました。自己受容感覚とは神経心理学でいわれる自己の身体図式であり、意識ある脳が行なう高次な脳機能発展の最重要で基本的な機能系です。
 全体構造法は「法」となっているため、ある種のテクニックと受け取られるかもしれません。しかし、本法は人間の脳がもっとも自然に高次脳機能である言語を(再)構築していく方法を、自ら気づく、すなわち知覚の構造化から探求してきた体系なのです。決してHOW-TO 的な技法ではありません。ですから他の訓練法を全面否定しているものでもありません。本法の技法の一部は一見、他の方法と似ているものも当然あります。違いは、ご本人が自ら能動的に知覚できるように目的が異なっているだけです。すなわち本法の技法の特徴は、教えたり指導したりするためのものではなく、言語障害のある方自身が自らの力で必要な言語要素に気づき、構造化していけるように援助するものです。
 このように人間の高次脳機能獲得の自然な道筋を探求した方法であるため、全体構造法は現在、失語症のみならず認知症、発達障害、吃音などにも広く活用され、またさまざまな合併症があっても成果を出せてきました。
 セミナーでは、本法の基本から具体的な手段まで盛り込み、実際の臨床場面を見ながら、手技や改善変化の推移を紹介します。さらに今回は、本法が高次脳機能の成立の本質を軸にした研究であるため、認知症の問題に対応できる唯一のST方法として、その紹介セッションを設けました。認知症へのアプローチの根拠、試作プログラムとその成果まで、踏み込んだ意義ある内容を計画しています。
 全体構造法に興味のある方、科学的な言語治療を探求されている方々にご参加いただけることを願っています。


日時・場所

2017年1月21日(土)、22日(日・発明会館ホール(東京都港区虎ノ門2-9-14)


受講料

18,000円(2日間)
2名以上でのお申込み 1名様17,000円

※修了証をご希望の場合は受講料に500円プラスとなります。


講師

  • 道関京子先生(新潟リハビリテーション大学)
  • 鈴木勝先生(名古屋共立病院)
  • 今井田さおり先生(岩砂マタニティ・岩砂病院)
  • 遠藤みき先生(焼津市立総合病院)
  • 畠山尚文先生(八雲総合病院)